世界史






B.X.(Before Xesla)????
唯一つだけだった世界・エデンより、下位世界ブルースフィアが作り上げられる。
人間の祖は、魔の総括者にして神霊の位に位置する魔者・サタンと結託してエデンより堕界した。
生まれた世界において、人間は原種に混じり生活を始める。


B.X????
第一次混沌期と呼ばれる時代に突入。
この時代の人々はアルファザイナスを拠点に生活していたが、この時代に大規模な戦乱が始まる。
不思議な石――魔石が発見され、それを用いた剣や鎧が作られた。
これにより戦争は縮小せずに更に加速。
泥沼の展開に追い込まれ、各国が疲弊し、人々の生活に精気が失われ始めた。


B.X????
第二次混沌期と呼ばれる時代に突入。
人間の中に、強力な力を持つ存在が生れ落ちた。
創造の神が間違って世界に落とした存在と呼ばれる男、ディフィナリス・グランヴァディルの誕生である。
ディフィナリスはたった一人で国を一つ落とし新たな国を建国。
彼自身が戦場に立ち、各国を効率よく撃破。
軍を率い、彼は眼前に立ち塞がった存在を悉く殺戮し尽くした。
やがて彼は殺戮王とも【 ミリオン・キラー 】とも呼ばれる様になる。


B.X.????
第二次混沌期の終焉。
歴史的には世界統一国家を建国した筈のディフィナリスが民を殺して回ったとされている。
この時に何があったのかは不明。
人々はアルファザイナスから逃れ、カエルミア大陸に居を構え始めた。
この時からアルファザイナスとカエルミア大陸を繋ぐ航路は荒れ、霧が立ち込めるようになる。


B.X200
紀元前約200年頃、魔獣という存在が確認されはじめる。
人々は薄れてしまった魔石技術と、剣を持って魔獣の討伐に当たる様になる。


B.X46
紀元前46年、世界に恐怖が訪れる。
一際強い力を持つ魔獣が現れ、一国が一夜にして焼かれた。
この時、人々は魔獣が出現した地域の名を使い、魔獣を形式的に【 ガネッサグリム 】と呼んだ。
この魔獣の王の出現により、人々は生活の場所を奪われる。


B.X28
紀元前28年。人間の研究者により魔術の基礎概論が組み上げられ、戦闘行為に用いられ始める。
これにより、何とか人類は酷い劣勢状態だった戦況を緩和するに至る。
しかし、未だガネッサグリムを斃す程の力は無かった。


B.X2
紀元前2年。エデンとの接続に成功。
数千、もしかしたら数万年という時を経て、人間は再びエデンの魔者と顔を合わせる事になる。
精霊召喚による精霊魔術が用いられ始めるが、威力は高いが酷く効率が悪く戦況を五分にするに止まる。


B.X1
世界初の誓約者が誕生する。
後の世に名を残す事になる少女――聖女騎士アイシア・ゼスラが魔獣を屠る為に戦場に降り立つ。
デバイスという術式端末ではなく、体内に魔者を降ろした彼女は、まさに一騎当千の勢いで進軍した。


聖歴元年
聖女騎士アイシア・ゼスラが魔獣達の王・ガネッサグリムを討伐。
世界を危機から救い、この年を新たな人類の歩み出す年として聖暦元年を宣言した。
彼女の生まれ故郷は、この年にゼスラと名を変える事になる。
聖女騎士アイシアはゼスラの剣聖として数年の間王宮騎士を勤め上げるが、その後失踪。
最後に彼女は 「自分は既に必要ではない存在となった」 と語ったとされている。


聖暦288年
現在の魔者との協力戦闘に用いる術式用具――術式端末・ミスティックデバイスが開発される。
主に魔術的能力が低かった人間が、この術式端末を戦闘行為に使い始めた。
この技術が世界を席巻すると同時に、魔術的能力が元より高い種族と人間の関係が悪化し始める。


聖暦344年
国際的な会合において、人類至上主義者達が一斉に蜂起。戦争状態に突入する。
彼らは会合に参加していた各種族の長と、原種との共存主義を掲げていた人間を全て排除。
ここに種族間での戦争が開始された事になる。


聖暦360年
大陸東に人類至上主義国家・エデンが建国される。


聖暦415年
第一次大陸中央大戦勃発。
賛成派諸国対、否定派諸国の戦闘はスヴェルシュラント領で行われ、荒地と化す。
戦争は辛勝という形で賛成派諸国が勝利を得る事になるが、否定派諸国は体勢を変えようとはしなかった。
ここに長期に渡る冷戦状態と、各地での紛争状態が続く事になる。


聖暦627年
ヴァナーギーエンとヴェノファリアの関係が、とある親子が殺された事により一気に悪化。
戦争状態に突入する。
各地でも論争が巻き起こり、触発されたように賛成派と否定派が隣接された国で戦争が始まった。


聖暦628年
第二次大陸中央大戦勃発。
再びスヴェルシュラントで真正面からの戦争が行われる。
しかし、この深い瘴気によって、第三世界との扉――アビスが開かれ、そこから脅威が出現した。
異界からの狩人・ティンダロス。または瘴魔と呼ばれる存在が人類を狩り始める。
賛成派、否定派は戦争を中断してこれに対処。
十日の間連続して行われた害悪との戦闘行為は、一人の少年がアビスを切り裂く事で終結した。
ワイズ・セルシウス・想真 と呼ばれた精霊と人間のハーフの少年が害悪に止めを刺したのだった。
彼は賛成派国の内の倭国出身者であったが、戦争終結後に帰国せずゼスラに滞在。
スヴェルシュラントに隣接するゼスラにて、軍事の職に就く。


聖暦631年
瘴気を祓う力と、それを発揮する聖句が生まれる。
それを生んだ少女を聖女として、巡礼教団ヴァナディアが誕生。
聖女ルファナと呼ばれた女性は、大戦の英雄ワイズを護衛に各地を清めて回った。


聖暦632年
一年遅れて、トルストイ国にギルド協会が設立され、各地の魔獣被害の対処に乗り出し始める。
彼らは夜を護るものとして、一時期ナイト・キーパーと呼ばれて慕われていた。


聖暦637年
ヴァナディア、初代最高位聖女ルファナが死去。
ゼスラは彼女の死を悼み、各地に教団の拠点設立を訴える。
世界的な害悪の出現を抑えて回った聖女を讃え、否定派諸国にもヴァナディア教団が設立され始めた。


聖暦701年
魔力を込めた弾丸を撃ち出す【 魔導銃 】技術が開発される。
しかし、術式端末を持つ誓約者は、高速射出される弾丸すらも見切る為に製品化が危ぶまれる。
だが、当時の開発陣が試験中に魔獣の一団と遭遇。
通常出没する魔獣等はこれで十分排除出来るとして、一般市民向けへの量産体制が整えられた。


聖暦812年
大規模生活魔力供給施設の原型が生まれる。
これによって人々の生活レベルは比較的に向上し始める。


聖暦833年
大陸横断鉄道が運営開始。


聖暦870年
トルストイ隣接国ラクアにて、大規模な召喚実験を行う。
かつての聖女騎士アイシア・ゼスラと同じ様に体内へと魔者の降臨を行い、数多くの死者が出る。
研究者団体は責任を問われ解散。
魂の融合は存在の定義を崩す結果を招くとして、召喚条項に禁止項目が加わった。


聖暦893年
人類至上国家エデンにて、魔素構成型術式補助精霊、通称・汎用精霊が開発される。
これによりエデンは魔者すらも国内より排除。
完全に人間だけの国家を作り上げる事になる。


聖暦911年
大幅に小さくなった魔石変換機のお陰で自動走行車――自走車の試作品が作られる。
各地の道の整備等が始まる。


聖暦920年
ガナン諸国の巡洋船が、アルファザイナスへの航路を遮る深い霧と荒波が治まるのを観測する。


聖暦921年
アルファザイナスにギルドメンバーを乗せた大型船が出航する。
この初の航海で、ギルドメンバーは半数を失うと同時にアルファザイナスより多数の魔剣や財宝を持って帰還。
ギルド協会は、出資している学校系列の中にある法則学科の中に特殊講義を試験的に設ける。
この年よりギルドの中にトレジャーハントに関する情報が溢れ始めた。


聖暦960年
トルストイ、エストルダムの隣接国であったラクアにてクーデターが勃発。
後に 【 ラクア崩壊 】 と呼ばれるクーデターは、最終的に大規模生活魔力供給施設が暴走。
首都が丸々一個消し飛ぶに至る大惨劇となった。
ラクアは事実上消滅し、トルストイとエストルダムの協議の末、6:4で各国に併合される事になった。


聖暦968年
現在。











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